20年毎に奉納される、伝統の獅子舞
【茨城県指定無形民俗文化財】
茨城県無形民俗文化財に指定されている「浅川のささら」は、大子町大字浅川の熊野神社に伝わる獅子舞です。
伝承によると、元禄年間に久慈郡西金砂神社の田楽祭に浅川の氏子らが自製の獅子頭で参加した折、その巧妙な舞に悦んだ徳川光圀公より褒美として公秘蔵の獅子頭3体を賜わったとされています。
一般にいうささら踊りは、簓(ささら)や拍板(びんざさら)といった楽器が使われるのが通例ですが、浅川のささらは、太鼓を腹に抱え打ち鳴らしながらお囃子の笛に合わせて踊るのが特徴のひとつです。